ライバーの副業が会社・親バレしないための確定申告のやり方

ライバーの確定申告でバレる原因と対策|会社バレ・親バレを防ぐ住民税処理【2026年】
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「会社にバレたら困る」「親に知られたくない」という不安を抱えたまま活動を始めると、最初の確定申告で対策が間に合わないケースが多いです。バレの経路は5つに整理でき、それぞれ対策が異なります。この記事ではバレ対策の実務手順だけに集中して解説します。確定申告の経費・扶養・基本手順はライバーの確定申告完全ガイド(378)へ、無申告のリスクは確定申告しないとどうなるか(492)に委ねます。

副業バレの5つの経路を先に整理する

対策を実行する前に、どのルートからバレうるかを把握しておくことが重要です。経路によって対処法が異なり、1つだけ塞いでも他から漏れます。

バレ経路 仕組み 主な対策
①住民税の特別徴収通知 副業収入で住民税が増加し、会社の経理が気づく 確定申告で普通徴収(自分で納付)を選択
②マイナポータル通知を家族に見られる 税務署通知がアプリに届き、家族端末で閲覧される 専用端末管理・プッシュ通知のみに変更
③確定申告書・郵便物を家族に見られる 紙申告で書類・通知書が自宅に届く e-Tax電子申告で紙書類を遮断
④口座の入金履歴を家族に見られる 共有口座・通帳に振込記録が残る ライバー専用口座を新規開設して分離
⑤SNS・配信で知人に遭遇する 顔出し配信や普段使いの名前で特定される 顔出しなし配信・アカウント完全分離

構成: Litz事務所運営者による整理(税制度は国税庁・各市区町村の公表資料に基づく)

以下、5つを順に見ていきます。

①住民税——会社バレの最多経路と普通徴収の実務

会社員がライバー副業でバレる原因として最も多いのが住民税です。会社員は通常「特別徴収」が適用されており、会社が給与から住民税を天引きして納付しています。副業収入が加わると住民税の総額が増えるため、「給与水準に対して住民税が高すぎる」と経理担当者が気づくパターンが生じます。

普通徴収への切り替え手順

確定申告の際に「副業分の住民税だけを自分で納付(普通徴収)」に設定すると、副業分の納付通知が会社に届かなくなります。手順は以下の通りです。

  1. 確定申告書の第二表を開きます。
  2. 「住民税に関する事項」欄にある「給与・公的年金等に係る所得以外の所得に係る住民税の徴収方法の選択」で「自分で納付」を選択します。e-Taxの場合はオンライン画面の同じ項目にチェックを入れます。
  3. 申告送信後、副業分の住民税は自宅に届く納付書で自分が支払います。給与分の特別徴収は従来通り会社が行いますが、副業分は会社に通知されません。

普通徴収で注意すべき2点

この切り替えには重要な制約が2つあります。

(1)自治体によって完全分離できない場合がある

住民税の副業分と給与分を完全に切り分けられるかどうかは自治体によって異なります。一部の市区町村では、給与特別徴収の変更処理の中で副業所得が合算されたり、税額変更の通知書式から副業所得の存在が経理担当者に間接的に伝わる可能性があります。「自分の自治体では確実に分離できるか」は、住んでいる市区町村の税務課(住民税担当)に事前に確認するのが最も正確です。「副業分の住民税を普通徴収にした場合、会社への通知内容にどう反映されるか」と直接問い合わせてください。

(2)副業収入が20万円以下でも住民税の申告が必要な場合がある

副業の所得が年間20万円以下の場合、所得税の確定申告は不要です。ただし住民税の申告は市区町村に対して別途必要になる場合があります。この住民税申告の段階でも普通徴収の選択が可能ですが、申告義務の有無と手続き方法は自治体ごとに異なります。こちらも市区町村の税務課に事前確認することをすすめます。なお副業収入が20万円以下かどうかは「収入」ではなく「所得(収入から経費を引いた金額)」で判断します。

確認ポイント 内容
普通徴収の申請場所 確定申告書第二表「徴収方法の選択」欄
副業分の納付方法 自宅に届く納付書で自分が支払い
完全分離の可否 自治体により異なる。必ず税務課に事前確認を
20万円以下の場合 所得税申告は不要。ただし住民税申告が別途必要な場合あり

個別の税務判断は、税理士または市区町村の税務担当窓口にご確認ください。

②マイナポータル通知——家族の端末に届かせない設定

税務署からの各種通知はマイナポータルに届きます。同居している家族が同じスマートフォンやPCでマイナポータルを利用していると、通知内容を見られるリスクがあります。

端末管理と通知設定の手順

  • マイナポータルは自分専用のスマートフォンのみで管理します。家族と共用しているデバイスには入れません。
  • 通知設定を「マイナポータルアプリのプッシュ通知のみ」に変更し、メール通知・SMS通知を無効にします。共用メールアドレスが通知先になっていると家族に見られるためです。
  • マイナポータルアプリにスマートフォンのパスコード・生体認証を必ず設定します。アプリを開かれた場合でも内容を読まれません。
  • 確定申告書の控えやe-Taxの送信履歴はクラウド保管されます。スマートフォンのスクリーンタイム機能でアプリのロックをかけておくと安心です。

③確定申告書・郵便物——e-Tax電子申告で紙を遮断する

紙で確定申告をすると、税務署からの確認書類・申告控えが自宅の住所に届きます。実家暮らしや家族と同居している場合、親・配偶者に見られるリスクが生じます。e-Taxに切り替えるだけで、このルートをほぼ完全に遮断できます。

e-Tax申告の設定ステップ

  1. マイナンバーカードを用意します。持っていない場合は税務署でID・パスワード方式を申請できますが、マイナンバーカードを使う方法がスムーズです。
  2. 国税庁の確定申告書等作成コーナー(スマートフォン・PCどちらでも利用可)にアクセスし、マイナンバーカード方式を選択します。
  3. 画面の案内にしたがって申告書を作成します。収入・経費の入力に沿って進めると、税額が自動計算されます。
  4. 「住民税の徴収方法」欄で「自分で納付」を選択してから送信します(①の普通徴収設定をここで同時に行います)。
  5. 送信完了後、「受信通知」が表示されれば申告完了です。控えはマイナポータルまたは申告書作成コーナーのマイページにデジタル保存されます。

e-Taxにすると確定申告書の控えや税務署からの書類は電子保管となり、紙が自宅に届きません。郵便物ルートを塞ぐ最も確実な方法です。

Litzで活動を始めるライバーには「e-Taxの設定がわからない」という声が少なくありません。マイナンバーカードがあればスマートフォンだけで完結しますが、手順に不安がある場合は活動開始前に確認しておくことをすすめます。会社の状況・家族構成・配信スタイルの3点を整理して相談すると、必要な対策だけを効率よく把握できます。

④口座の入金履歴——ライバー専用口座で収入を分離する

ライバー収益は登録した口座に振り込まれます。配偶者や親と共有の通帳・口座アプリを使っている場合、振込記録から副業が発覚するリスクがあります。逆に言えば、専用口座を1つ作るだけでこのリスクはほぼゼロになります。

専用口座の選び方と設定手順

  • ネット銀行(PayPay銀行・楽天銀行・GMOあおぞら銀行等)はスマートフォンから最短当日〜翌日に開設できます。審査書類の郵送が不要で、自宅への書類到着もないものが多いです。
  • 配信アプリの出金先設定をすべてライバー専用口座に変更し、生活費口座と完全に切り分けます。
  • 口座アプリの通知は専用端末で管理し、家族の端末に入金通知が届かないよう設定します。通帳型のある口座の場合はWEB通帳のみ利用にして紙通帳の発行を止めます。
  • 年間の収支を把握するために、専用口座の明細を確定申告前にダウンロードしておくと経費計算がスムーズです。

⑤SNS・配信——顔出しなしとアカウント分離で知人バレを防ぐ

ライバー活動は公開の場で行われるため、知人が偶然視聴するリスクがあります。顔出し配信では特に注意が必要ですが、配信スタイルの選択とSNSの切り分けで対策できます。

顔バレを防ぐ配信スタイルの選択肢

スタイル 特徴 顔特定リスク
VTuber(2Dアバター) イラスト1枚で表情・口が自動アニメーション(IRIAM等)。カメラ不使用 ほぼゼロ
3Dアバター配信 全身アバターで配信(REALITY等)。顔出し完全不要 ほぼゼロ
声配信・ラジオ配信 カメラOFF。声だけで配信(palmu・ふわっち等) 声で特定される可能性のみ
首下のみ・小物・手元配信 カメラは使うが顔は映さない。料理・手芸・手元中心 低い(体型・声での特定可能性あり)

顔出しなし配信の選択肢と始め方の詳細は顔出しなしでライバーはできる?(313)を参照してください。

SNSアカウント分離の設定

  • プライベートSNSとライバー用SNSは別アカウントで運用します。フォロー・フォロワー関係から知人に辿り着かれるのを防ぐため、プライベートアカウントとの相互フォローは避けます。
  • 配信名は本名・普段使いのハンドルネームと完全に切り離した名前を設定します。
  • 配信アプリによっては「連絡先の知り合いへの表示を制限」するプライバシー設定があります。活動を開始する前に各アプリの設定画面で確認します。
  • Xアカウントを使う場合、検索設定で「メールアドレスによる検索を許可しない」「電話番号による検索を許可しない」の両方をOFFにします。

副業禁止の会社でライバーをする場合の考え方

会社の就業規則で「副業禁止」が明記されている場合、ライバー活動は規則違反になりうる可能性があります。ただし「副業禁止=絶対にできない」ではなく、規則の文言・解釈・会社側の実際の運用には幅があります。

まず就業規則の文言を確認してください。「他の会社に雇用される」ことを禁じている規則と、「収益を得るすべての個人活動」を禁じている規則では範囲が異なります。業務委託・個人活動まで対象にしていないケースも少なくありません。次に、①〜⑤の対策を全て実施することで、偶発的にバレる経路をほぼ遮断できます。最後に、月収が一定ラインを超えると住民税・社会保険の扱いが変わり、対策が複雑になります。収益規模に応じた個別の判断は税理士・自治体窓口で確認することをすすめます。

「副業禁止の会社でバレたらどうなるか」の法的整理・リスク全般についてはライバーは副業でバレない?会社員が配信で稼ぐ方法(312)で詳しく扱っています。

Litz運営視点:4点セットを活動開始前に整える

Litzで活動している会社員・学生・主婦のライバーが共通して実施している対策を優先度順にまとめます。活動開始後に後から整えようとすると、最初の確定申告まで設定が漏れるケースが多いため、配信を始める前に完了させることが重要です。

対策 実施タイミング 優先度
ライバー専用口座の開設(ネット銀行) 活動開始前〜初回出金前 ★★★
顔出しなし配信スタイルの選択・配信名決定・SNSアカウント分離 初回配信前 ★★★
e-Tax申告の準備(マイナンバーカード取得) 活動開始前 ★★★
確定申告時に普通徴収を選択+自治体の税務課に事前確認 初回確定申告時(準備は活動前) ★★★
マイナポータルの通知設定・端末管理 活動開始前 ★★

「自分の状況では何が必要か」を個別に整理したい場合——会社の就業規則の文言がわからない、家族構成が複雑で郵便物のリスクが特に高い、20万円を超えるかギリギリのラインにいる——といったケースでは、一般論だけでは判断しきれない部分が出てきます。Litzでは副業禁止の職場で活動しているライバーのサポートを継続しており、会社の状況・家族構成・希望の配信スタイルを聞いた上で、現場目線で必要な対策をお伝えできます。

よくある質問

Q. 普通徴収に切り替えれば確実に会社にバレませんか?

「副業分の住民税が会社に通知されなくなる」という意味では有効な対策です。ただしすべての自治体で完全に分離できるわけではありません。住んでいる市区町村の税務課に「普通徴収にした場合、会社への通知内容にどう反映されるか」と事前確認することをすすめます。個別の税務判断は税理士にご相談ください。

Q. 副業収入が20万円以下なら何もしなくていいですか?

副業所得が20万円以下の場合、所得税の確定申告は不要です。ただし住民税の申告は別途必要になる場合があります。住民税申告は市区町村に対して行うものであり、この段階でも住民税の増額が生じる可能性があります。自治体の税務課に「副業収入が少額の場合の住民税申告義務」を確認することをすすめます。

Q. 確定申告をしなければバレないのでは?

配信プラットフォームが支払調書を税務署に提出するため、申告しなくても税務署側は収入の発生を把握できます。無申告のまま発覚した場合は延滞税・無申告加算税が生じます。詳しくはライバーが確定申告しないとどうなる?(492)をご参照ください。

Q. 顔出しなしで活動していてもバレますか?

顔出しなし・アバター・声配信であれば、配信映像から顔を特定されるリスクはほぼありません。ただし住民税①・マイナポータル②・口座④のルートは別途対策が必要です。顔バレ防止の詳細は顔出しなしでライバーはできる?(313)をご参照ください。

Q. ライバー専用口座はどこが便利ですか?

PayPay銀行・楽天銀行・GMOあおぞら銀行などのネット銀行は、スマートフォンから最短当日〜翌日に開設できます。自宅への郵便物を最小化できるプランを選ぶと、開設自体が家族にバレるリスクも下げられます。

Q. 副業禁止の会社でも活動している人はいますか?

Litzでは副業禁止の職場に在籍しながら活動しているライバーが複数います。共通しているのは、①〜⑤の対策を活動開始前に整えていることと、収益規模に応じて税務の確認を行っていることです。ただし就業規則への対応は各人の状況により異なるため、一般論での保証はできません。

まとめ|バレ対策は4点セットで活動前に整える

ライバーの会社・親バレを防ぐ基本対策は4点です。①確定申告で住民税を普通徴収(自分で納付)に設定する——自治体によって完全分離できない場合があるため事前確認を。②e-Taxで完全電子申告にして紙書類を自宅に届かせない。③ライバー活動専用の別口座を開設して収入を分離する。④顔出しなし配信とSNS完全分離で配信上の身バレを防ぐ。これらを活動開始前に整えれば、意図せずバレるリスクは大幅に下げられます。

確定申告の経費・扶養・基本手順はライバーの確定申告完全ガイド(378)を、ライバーとしての稼ぎ方全般はライバーの稼ぎ方ロードマップ(811)でまとめています。

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この記事の運営元

株式会社MIC - Litz(リッツ)ライバー事務所

17LIVE・Pococha・TikTokLIVE・IRIAM等の主要配信アプリに対応するライバー事務所。2025年3月創業以来、還元率業界高水準・即日振込・24時間LINEサポートで多数のライバーをサポート。

運営: 株式会社MIC(千葉県市川市)|法人番号: 9040001134792|運営者情報プライバシーポリシー

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