「還元率80%と100%、どっちが得?」——文字で見ても差がピンとこないのが正直なところです。でも実際の月収に当てはめて計算すると、同じ配信量で手取りが数万円〜10万円以上変わることがあります。この記事では還元率別・月収別の手取り早見表と、それをもとにした月収シミュレーションを一箇所にまとめました。
「還元率の仕組み・なぜ100%が可能か」という構造の話は ライバー事務所の還元率比較——仕組みと手取り計算の基本 に任せ、この記事は「数字を当てはめて自分の手取りを確認する」ことだけに絞ります。月収相場の全体像は ライバーの月収リアル を、事務所選び自体は ライバー事務所おすすめ比較 をあわせてご覧ください。
事務所についてはこちら
手取りは「2段階の引き算」で決まる
計算の前に、構造だけ頭に入れておいてください。ライバーの手取りは2回の引き算で出てきます。
- 1段目:アプリ側の取り分——視聴者がコインを買った代金から、アプリ運営が手数料を引いてライバー側に報酬原資を渡す
- 2段目:事務所の取り分——その報酬原資のうち、事務所が還元率に応じた取り分を引いてライバーに支払う
事務所の「還元率80%」という数字は2段目の話です。視聴者が払ったコイン代金全体の80%ではなく、アプリ側がすでに取り分を引いた後の報酬原資に対する80%です。早見表はこの前提で読んでください。
TikTok LIVEの場合、視聴者がギフトを送ると約50%がダイヤに変換されてライバーに渡る仕組みです(ウィークリーミッション達成で最大約53%まで上乗せ可能)。この「ダイヤ」が報酬原資にあたります。
還元率別・手取り早見表(報酬原資を基準)
TikTok LIVEのダイヤを含む、アプリ側からの報酬原資(ダイヤ・ポイント等の円換算額)を起点に、事務所の還元率が変わると手取りがどう変わるかを示した早見表です。
| 月の報酬原資 | 還元率100% | 還元率80% | 還元率70% | 還元率50% |
|---|---|---|---|---|
| 3万円 | 30,000円 | 24,000円 | 21,000円 | 15,000円 |
| 5万円 | 50,000円 | 40,000円 | 35,000円 | 25,000円 |
| 10万円 | 100,000円 | 80,000円 | 70,000円 | 50,000円 |
| 20万円 | 200,000円 | 160,000円 | 140,000円 | 100,000円 |
| 30万円 | 300,000円 | 240,000円 | 210,000円 | 150,000円 |
| 50万円 | 500,000円 | 400,000円 | 350,000円 | 250,000円 |
| 100万円 | 1,000,000円 | 800,000円 | 700,000円 | 500,000円 |
原資30万円の場合、還元率100%と50%では手取りが15万円違います。この差を配信時間で埋めようとすると、単純計算で配信量を2倍にしなければいけません。「どの事務所を選ぶか」が、同じ努力量に対する収益効率を決めるといっても言いすぎではありません。
次のセクションでは、配信時間から月収をシミュレーションする早見表に移ります。
配信時間別・月収シミュレーション早見表
TikTok LIVEの収入目安(フリーの場合)を基準に、事務所所属時の還元率別手取りを試算したシミュレーションです。
フリーライバーの収入目安は公式・業界情報に基づく参考値です。実際は配信スタイル・リスナー構成・イベント参加状況によって大きく変動します。「だいたいこのくらいのレンジ」として読んでください。
| 月の配信時間 | フリー時の月収目安 | 所属後・還元率100%の手取り | 所属後・還元率80%の手取り | 所属後・還元率50%の手取り |
|---|---|---|---|---|
| 月20〜40時間(週5日・1日1〜2時間) | 1〜5万円 | 1〜5万円+時給保証 | 0.8〜4万円+時給保証 | 0.5〜2.5万円+時給保証 |
| 月40〜60時間(週5日・1日2〜3時間) | 5〜20万円 | 5〜20万円 | 4〜16万円 | 2.5〜10万円 |
| 月60〜80時間(週5日・1日3〜4時間) | 20〜50万円 | 20〜50万円 | 16〜40万円 | 10〜25万円 |
| 月80時間以上(毎日4時間超) | 50〜200万円以上 | 50〜200万円以上 | 40〜160万円以上 | 25〜100万円以上 |
事務所所属の場合は還元率によるギフト収入に加え、入所後3〜6ヶ月は時給保証1,000〜3,000円が上乗せされる事務所が多くあります(条件は事務所によって異なります)。月20〜40時間の段階では、ギフト収益が少ない分、この時給保証が手取りを支える構造です。
ライバー事務所に所属した場合の大手実績では、3ヶ月目平均で月収25〜35万円という目安があります。これは月60〜80時間程度の配信量を継続したケースに相当します。
「自分の今の配信ペースだとどのくらいか」を個別に確認したい場合は、配信時間・使っているアプリ・目標月収の3点を LINEからLitzに送ってください。公式データをもとに手取りシミュレーションをお返しします。所属しなくても情報だけ持ち帰りOKです。
早見表を読む前に「報酬原資」の正確な意味を確認する
シミュレーションを正確に使うために、一点だけ押さえておく必要があります。
TikTok LIVEでは、視聴者がギフトを送るとその約50%がダイヤとしてライバーに還元されます。たとえば視聴者が1,000コイン分のギフトを送った場合、ライバーが受け取るダイヤの価値は約500コイン相当です(ウィークリーミッション達成で最大約530コイン相当)。
この「ダイヤに換算された後の額」が早見表の「報酬原資」にあたります。視聴者の課金額そのものではありません。事務所の還元率(100%・80%など)は、さらにこの報酬原資に対して計算されます。
つまり視聴者が10万円分ギフトを送っても、報酬原資は約5万円(50%換算)、そこから還元率80%の事務所では手取りが約4万円になります。「視聴者が10万円使ったのに手取りが4万円」という計算は、この2段階の引き算が原因です。
この構造がなぜ成立するのか、事務所が還元率100%を出せる仕組みはどこにあるのかを詳しく知りたい場合は、ライバー事務所の還元率比較——仕組みと手取り計算の基本 をあわせて読んでください。
早見表から「実質手取り」を出す3つの調整
早見表の数字は「還元率だけで計算したシンプルな手取り」です。実際に財布に入る金額は、ここから3つの調整を加えて初めて確認できます。
調整①:時給保証の条件達成を確認する
時給保証は「週○回以上・1回○時間以上の配信」など、達成条件が定められています。条件を下回った週は保証が出ない事務所も多いため、自分の配信ペースで条件が満たせるかを先に確認してください。
調整②:登録費・月額費を月割りで加算する
入所費・月額費が発生する事務所の場合は、その分を月の手取りから差し引きます。たとえば月額費が1万円なら、早見表の数字から1万円が毎月引かれます。
Litzは登録費・月額費・違約金がすべて0円のため、早見表の手取りがそのまま実質手取りになります。「還元率は高くても月額費がかかる」という事務所との比較では、この差が積み上がります。
調整③:確定申告の必要性を確認する
ライバー収入は事業所得・雑所得として確定申告の対象になる場合があります。副業なら年20万円超、専業なら基礎控除(48万円)超が申告ラインの目安です。手取りの計算に税額を含めたい場合は 確定申告のやり方解説記事 を参考にしてください。
「還元率100%の事務所に絶対入るべき」は正しいか
早見表を見ると「還元率100%一択」に見えますが、実際の判断はもう少し立体的に考える必要があります。
還元率100%の事務所が良い事務所である条件は、他の項目がフラットなことが前提です。たとえば「還元率100%・時給保証なし・月額費1万円」という事務所と、「還元率80%・時給保証1,500円(月40時間達成)・月額費なし」の事務所を比べると、月40時間配信して報酬原資が5万円程度の段階では後者の方が手取りが多くなるケースがあります。
計算すると次のようになります。前者は5万円×100%−1万円(月額費)=4万円。後者は5万円×80%+1,500円×40時間(時給保証)=4万円+6万円=10万円。配信を継続できる段階では、還元率より時給保証の方が手取りに大きく効く時期があります。
早見表は「同じ条件での還元率の差を見る」道具です。「どの事務所を選ぶか」の判断は、還元率・時給保証の条件・固定費の3軸を合わせて確認してください。
よくある質問
Q. 早見表の「報酬原資」は視聴者の課金額と同じですか?
違います。視聴者が払ったコイン代金から、アプリ運営が取り分を引いた後の額が報酬原資です。TikTok LIVEの場合、ギフト額の約50%(ミッション達成で最大約53%)がダイヤとしてライバーに渡ります。事務所の還元率は、この報酬原資(ダイヤ)に対して計算されます。
Q. 還元率100%でも事務所が儲かる仕組みはどこにありますか?
優良事務所はTikTokなどのアプリ側からマネジメント報酬を受け取る構造になっており、ライバーへの還元率を100%にしても運営が成立します。詳しくは 還元率の仕組み解説記事 で確認できます。
Q. 時給保証はいつまでもらえますか?
事務所によって異なりますが、入所後3〜6ヶ月を保証期間に設定しているケースが多いです。期間終了後はギフト収益のみになるため、保証期間中にリスナーを育てることが重要になります。
Q. 月収20万円を目指す場合、どの配信量が目安になりますか?
上の早見表を参考にすると、報酬原資ベースで20万円以上を目指すには月60時間前後の配信が一つの目安です。ただし還元率・時給保証・配信スタイルで大きく変わるため、「自分の状況」を前提にしたシミュレーションが必要です。配信時間・使いたいアプリ・目標月収の3点を LINEでLitzに送っていただければ、個別に計算してお返しします。
早見表の使い方——3ステップで自分の手取りを出す
まとめとして、早見表を使った手取り確認の手順を整理します。
- ステップ1:現実的な配信時間を決める——副業で週3〜4回・1回2時間が続けられるか、専業で毎日3〜4時間入れるかによって見るべき行が変わります
- ステップ2:その配信量での月収原資の目安を確認する——配信時間別の目安列を参考に、自分が積み上げられそうな報酬原資を読む
- ステップ3:還元率別の手取りを計算し、固定費を差し引く——早見表の手取り額から、登録費・月額費の月割り分を引いて実質手取りを出す
早見表は「比較の起点」です。同じ還元率でも事務所の固定費・時給保証の条件・対応アプリの幅によって実質手取りは変わります。具体的な数字を自分の状況に合わせて確認したい場合は、LINEからLitzに相談してください。配信時間・アプリ・目標月収の3点を送っていただければ、Litz担当が個別にシミュレーションをお返しします。
👉 ライバー事務所を選ぶ際に還元率以外でチェックすべき項目は、ライバー事務所おすすめ比較——所属前に確認すべき選び方 で詳しく解説しています。

