配信時間帯の選び方で、月収の伸び方は大きく変わります。ゴールデンタイムを狙えば必ず稼げるわけではなく、自分のライフスタイルと視聴者層の重なりを計算した設計が必要です。
さらに重要な前提として、PocochaやIRIAMなど主要アプリには時間ダイヤ(時間報酬)の公式上限が設けられています。長く配信すれば無制限に時間報酬が増えるわけではなく、上限内での効率配分が月収を左右します。この記事では公式確定情報を軸に、時間帯選びの考え方を解説します。
まず知っておくべき前提:時間ダイヤには公式の上限がある
「毎日長時間配信すればするほど時間報酬が増える」と思われがちですが、主要アプリには時間ダイヤ(配信時間に連動する報酬)の公式上限が設けられています。上限を超えた配信時間に対しては時間ダイヤが付与されません。
Pocochaの時間ダイヤ上限(公式確定)
| 単位 | 上限 |
|---|---|
| 1日あたり | 4時間 |
| 1週間あたり | 19時間 |
| 1ヶ月あたり | 75時間 |
出典: Pococha公式FAQ
月75時間を超えた配信分には時間ダイヤが付きません。つまりPocochaでは1日4時間・月75時間以内での効率配分が最重要になります。Pocochaのランク別時給の詳細はポコチャの時給はランクで10倍変わるで解説しています。
IRIAMの時間ダイヤ上限(公式確定)
| 単位 | 上限 |
|---|---|
| 1日あたり | 2時間 |
| 1ヶ月あたり | 40時間 |
出典: IRIAM公式サポート
IRIAMでは1日2時間・月40時間が時間ダイヤの対象上限です。それ以上配信してもギフト(応援ダイヤ)を増やすことは可能ですが、時間報酬の自動付与はありません。IRIAMの稼ぎ方の全体像はIRIAMでいくら稼げるかをご覧ください。
この上限の存在を踏まえると、「何時に配信するか」という時間帯の選択が、限られた報酬対象時間を最大化するうえでより重要になってきます。
時間帯別の視聴者層と競合の傾向
以下の傾向は公式データではなく、一般的な国内ライブ配信アプリの視聴者行動を踏まえた参考情報です。アプリや配信者のジャンルによって異なります。
| 時間帯 | 視聴者層の傾向 | 配信者数 | 新人の狙い目度 |
|---|---|---|---|
| 朝7〜9時 | 通勤・通学前の社会人・学生(中程度) | 少 | ◎ |
| 昼11〜14時 | 昼休みの会社員・主婦・学生(中程度) | 中 | ○ |
| 夕方17〜19時 | 帰宅途中・家事中(少なめ) | 少 | △ |
| 夜20〜23時 | 帰宅後の社会人・学生(最多) | 最大 | ○(中級以降) |
| 深夜0〜3時 | 夜型・フリーランス・コアユーザー(中程度) | 中 | ◎ |
| 早朝4〜6時 | 極少数(少) | 少 | △ |
各時間帯の特徴と向いている配信内容
朝7〜9時:通勤前のスキマ需要
通勤・通学前の短い空き時間に視聴するユーザーが中心です(一般的な傾向)。競合ライバーが少ないため、新人でも上位表示を狙いやすい時間帯です。
- 向いている内容:雑談・朝ごはんトーク・今日の予定共有
- 配信時間の目安:30分〜1時間(Pococha・IRIAMの日次上限内に収まりやすい)
- 新人の戦略:朝固定で始め、通勤中に見てくれるリスナーを常連化してから夜配信を追加
昼11〜14時:昼休み需要
昼休みの会社員・在宅の主婦・学生が視聴する時間帯です(一般的な傾向)。軽い内容が好まれ、コメントが活発になりやすいです。
- 向いている内容:ランチトーク・雑談・料理配信
- 配信時間の目安:45分〜1.5時間
夜20〜23時:ゴールデンタイム
視聴者数が最も多くなる時間帯です(一般的な傾向)。ギフトが集まりやすい反面、有名ライバーも集中するため、新人は上位表示が難しくなります。常連リスナーがある程度ついてから本格参入するのが効率的です。
- 向いている内容:メイン配信・歌・ゲーム・ガッツリ雑談
- 配信時間の目安:1〜2時間(Pocochaの日次上限4時間、IRIAMの日次上限2時間を念頭に)
深夜0〜3時:コアユーザーが残る時間帯
視聴者数は減りますが、夜型のヘビーユーザーやコアファンが残ります(一般的な傾向)。深夜の開放感で会話が深まり、常連化しやすい面があります。
- 向いている内容:深い雑談・悩み相談・ASMR
- 配信時間の目安:1〜2時間
- 注意点:生活リズムが崩れると配信の質が落ちるため、週1〜2回の特別配信として位置づけるのが無理のない運用です
Pococha・IRIAM別の時間帯活用のポイント
Pococha:上限75時間をどの時間帯に使うか
月75時間・日4時間という上限内で時間ダイヤを最大化するには、視聴者が来てくれる時間帯に配信を集中させることが重要です。毎日4時間配信すると月換算で約120時間になり、上限の75時間を大幅に超えます。実質的に毎日2〜2.5時間、上限に近い時間を視聴者が集まる時間帯に当てる設計が効率的です。
Pocochaはイベント時間帯(事前告知あり)に合わせて配信するとランキングポイントを効率的に獲得できます。イベントスケジュールを確認してから配信時間を組むのが基本です。
詳しくはポコチャ時給に上限がある理由と突破する方法もあわせてご確認ください。
IRIAM:1日2時間の上限をどこに置くか
IRIAMの時間ダイヤ上限は1日2時間です。この2時間を視聴者が来やすい時間帯に充てることが収益最大化の基本です。朝配信が難しい場合は夜20〜22時に2時間固定するだけで、上限を使い切りながら視聴者との接触頻度を高められます。
また、IRIAMの収益化承認には①15時間以上の配信・②10日以上の配信・③累計5,000pt以上の3条件がすべて必要です(公式確定)。収益化を目指す初期は、毎日の継続実績を作ることを優先してください。
新人に推奨する時間帯の選び方
ライバーで稼げない理由の上位に「時間帯選びのミス」があります(詳しくはライバーで稼げない6つの理由をご覧ください)。新人期間の最優先は「競合が少ない時間で常連を作ること」です。
- 朝7〜9時:通勤中のリスナーを獲得。競合が最も少ない
- 昼12〜13時:昼休み需要。30〜45分の短時間配信でも成立
- 深夜0〜2時:コアリスナーの固定化。週1〜2回の特別配信として
最初の2週間は朝・夜・深夜の3時間帯を試し、視聴者数・コメント数・ギフト額を記録します。最も反応が良い時間帯をメインに固定し、2番目の時間帯はサブで週2〜3回という組み合わせが標準的な設計です。
「どの時間帯が自分に合っているか分からない」という場合、配信データを横断して見ている事務所に確認すると判断が早い。Litzでは所属ライバーの時間帯別ギフト率を定期的に分析しており、LINEで状況を共有するだけで個別に見てもらえます。
中級以降の時間帯戦略
常連リスナーが10人以上ついてきたら、ゴールデンタイムでも戦えるようになります。
- 夜20〜22時:常連リスナーの固定+新規獲得のバランスが取れる
- 週末の21〜1時:長時間配信でイベントランキングへの参加も視野に
- Pocochaの場合、日次4時間の上限を夜帯に集中させるとランクメーターが安定しやすい
月収10万円へのロードマップ全体はライブ配信で月収10万円を達成するロードマップで詳しく解説しています。
時間帯別の月収シミュレーション(推計)
重要な注記:以下の月収目安は一般的な傾向をもとにした第三者推計です。各アプリの還元率(視聴者課金額に対するライバー手取りの割合)は全社が公式非公開であり、実際の収入は配信のランク・視聴者数・ギフト額・アプリによって大きく異なります。断定値ではなく参考の幅としてご覧ください。
| 時間帯メイン | 月配信時間の目安 | 月収の参考幅(推計) |
|---|---|---|
| 朝のみ(7〜9時) | 40〜60時間 | 3〜8万円程度 |
| 昼のみ(11〜14時) | 40〜60時間 | 3〜7万円程度 |
| 夜のみ(20〜23時) | 40〜60時間 | 5〜15万円程度 |
| 深夜のみ(0〜3時) | 30〜50時間 | 5〜12万円程度 |
| 朝+夜の組み合わせ | 60〜90時間 | 8〜20万円程度 |
※アプリの時間ダイヤ上限(Pococha月75h・IRIAM月40h)を超えた配信時間は時間報酬の対象外です。上限内で視聴者が来やすい時間帯に集中させることが収益効率を高めます。还元率は全アプリが公式非公開のため、上記はあくまで参考幅です。
ライフスタイル別の時間帯設計
自分の生活スタイルに合った時間帯を固定することが、長続きのコツです。無理な時間帯を続けると配信の質が落ちて離脱につながります。
| ライフスタイル | おすすめ時間帯 | 月配信時間の目安 |
|---|---|---|
| 会社員(副業) | 夜21〜23時 or 深夜0〜2時 | 40〜60時間 |
| 主婦・専業 | 朝9〜11時 or 昼12〜14時 | 60〜75時間(Pococha上限内) |
| 学生 | 夕方16〜18時 or 夜21〜23時 | 40〜60時間 |
| フリーランス | 朝7〜9時 or 深夜0〜2時 | 60〜75時間(Pococha上限内) |
| シフト制・不規則勤務 | 休日の日中10〜14時をメインに | 30〜60時間 |
固定時間配信のメリット
- 視聴者が「次いつ来ればいいか」を把握でき、リピーターが付きやすくなります
- 常連リスナーが定着しやすく、ランキング・メーターが安定します
- 配信スケジュールをプロフィールやSNSに載せておくと事前集客になります
- 自分のリズムが作れ、体力的にも無理のない継続ができます
常連リスナーを増やす具体的な方法はライブ配信で常連リスナーを作る7つの方法で解説しています。
配信時間帯を変える際の手順
時間帯変更で多いミスは「急に変える」ことです。固定リスナーが来られなくなり、視聴者数が一時的に激減します。
ステップ1:変更の告知(2〜3週間前から)
「来月から○時に変更します」と配信中に繰り返し告知します。SNSでも並行して発信し、固定リスナーが新しいスケジュールを把握できるようにします。
ステップ2:移行期(1〜2週間)
体力的に無理がなければ、旧時間帯と新時間帯の両方で配信する期間を設けます。旧時間帯での配信を少しずつ減らして新時間帯に重心を移します。
ステップ3:移行後1ヶ月間の観察
新しい時間帯での視聴者数・ギフト額・コメント数を旧時間帯と比較します。1ヶ月後に明らかに数字が下がっているなら、時間帯の再検討か旧時間帯への戻しを検討します。
よくある質問
Q1. 稼ぎやすい時間帯はいつですか?
アプリによって異なりますが、国内ライブ配信アプリは夜21〜24時が視聴者数の多いゴールデンタイムとされています(一般的な傾向)。ただし競合ライバーも最も多い時間帯です。新人の穴場は平日の昼12〜14時(昼休み需要)と朝7〜9時(通勤前)で、競合が少ない分、同じ視聴者数でも見つけてもらいやすくなります。
Q2. 朝配信と夜配信では収入に差がありますか?
一般的な傾向として夜ゴールデンは朝配信より視聴者が多く、ギフトも集まりやすいとされています。ただし各アプリの還元率は公式非公開のため、時間帯別の具体的な収入差を断定することは難しい状況です。夜は競争率も高いため、新人が夜だけで埋もれるより、朝〜昼の穴場時間で固定リスナーを作ってから夜配信を追加するほうが効率的なケースが多いです。
Q3. 毎日同じ時間に配信しないといけませんか?
毎日同じ時間でなくても、「月・水・金は21時〜」のように曜日固定でも効果があります。配信スケジュールをプロフィールやSNSに載せておくと事前集客になり、配信開始直後の視聴者数が安定します。スケジュールの一貫性が長期的な信頼形成につながります。
Q4. Pocochaの時間ダイヤ上限(月75時間)を超えたらどうなりますか?
上限を超えた配信時間に対しては時間ダイヤが付与されません(公式確定)。ただし視聴者からのギフト(盛り上がりダイヤ)は上限とは別に付与されます。月75時間を使い切っても、ギフトを通じた収益化は継続できます。効率を高めるには、上限内の配信時間を視聴者が集まりやすい時間帯に集中させることが重要です。
Q5. IRIAMの1日2時間の上限を超えて配信してもいいですか?
配信自体に上限はなく、2時間を超えた配信も問題ありません。ただし時間ダイヤが付与されるのは1日2時間分までです(公式確定)。2時間を超えた配信時間は、ギフト獲得やリスナーとの関係構築に充てることができます。まず上限の2時間を視聴者が来やすい時間帯に設定し、その後の時間は任意で配信する構成が合理的です。
Q6. 配信時間帯を変えるとランクに影響しますか?
時間帯の変更自体はランクに直接影響しません。ランクに影響するのは配信回数・獲得ポイント数・ギフトの量です。ただし時間帯を変えると固定リスナーが来られなくなり、ギフト量が一時的に落ちることがあります。変更する場合は2週間前から告知しておくと離脱を最小限に抑えられます。
ライバーの稼ぎ方・配信テクニックをもっと知りたい方へ
時間帯の設計は記事を読むだけで完結しないこともある。Litzでは所属ライバーの配信データを定期的に分析しており、「どの時間帯でギフトを受け取っているか」「視聴者1人あたりの反応が高い時間帯はどこか」を録画レビューとデータで一緒に確認できます。一人で試行錯誤するより、外から見てもらうと盲点を早く潰せます。
この記事は Litz(ライバー事務所メディア) が執筆・監修しています。

